『チャン・スンジョ』の代表作と出演ドラマ|『模範刑事』から大人の恋愛劇まで

チャン・スンジョさんは、『カネの花~愛を閉ざした男~』の財閥御曹司、『模範刑事』のエリート刑事、『私たち、他人になれるかな?』の離婚弁護士など、立場の異なる人物を演じてきた俳優です。財力を持つ人物でも、仕事のできる人物でも、それだけでは解決できない問題を抱えた役が並びます。

サスペンスで知った方にも、恋愛ドラマで気になった方にも、別のジャンルへ進む楽しみがあります。主な出演作の役柄から、本人が語った役作り、公表されている家族の話、近年の出演までを紹介します。

目次

代表作と役柄

財閥の後継者争い

2017年に放送が始まった『カネの花~愛を閉ざした男~』では、チョンアグループの御曹司チャン・ブチョンを演じています。財閥一家に仕えるカン・ピルジュが、復讐を胸に動く愛憎劇です。

ブチョンは一族の後継者候補ですが、家柄に見合う能力を十分に備えた人物として描かれているわけではありません。母やピルジュの支えを受けながら、グループを継ぐための結婚へと向かいます。

見る手掛かりになるのは、豊かな家に生まれたことと、自分の力で物事を決められることの違いです。ブチョンは恵まれた立場にいながら、一族の思惑や後継者争いから自由ではありません。

チャン・ヒョクさんが演じるピルジュとの関係も、この役を理解するうえで欠かせません。頼る側と支える側に見える二人の間に、どのような思いがあるのか。登場人物の言葉と立場を整理しながら、駆け引きを味わいたい方に向いています。

『模範刑事』

2020年の『模範刑事』で演じたオ・ジヒョクは、冷徹で生意気な面を持つエリート刑事です。ソン・ヒョンジュさんが演じるベテラン刑事カン・ドチャンと組み、過去の事件に隠された真実へ迫ります。

ドチャンは、5年前に自分が関わった捜査に誤りがあった可能性と向き合うことになります。ジヒョクという異なる考え方をする相棒の存在が、過去を見直すきっかけにもなります。

本作の面白さは、刑事が単に犯人を見つければ終わるわけではないところです。以前の判断を問い直すことには、自分や組織の過ちを認める難しさも伴います。二人の関係を追いながら、何を根拠に人を疑い、信じるのかを考えられます。

続く2022年の『模範刑事2』でも、同じオ・ジヒョク役を担当しています。一人の役を複数のシーズンで追いたい方にとっても、チャン・スンジョさんを知る軸になるシリーズです。

元夫婦の仕事と恋

2023年の『私たち、他人になれるかな?』では、離婚専門の弁護士ク・ウンボムを演じています。元妻オ・ハラが働く法律事務所に入所し、同僚として再会することから始まるロマンティックコメディです。

カン・ソラさんが演じるハラも、離婚を扱う弁護士です。他人の結婚や別れには専門家として関わる二人が、自分たちの関係になると簡単に整理できない。その設定が、仕事と恋愛の両方を動かします。

ウンボムは、仕事上の能力に加え、ユーモアも持つ人物です。ただ、私生活の相手としての評価と、仕事の相棒としての相性は一致しません。二人の会話を追うときは、いま弁護士同士として話しているのか、元夫婦として話しているのかを意識すると、関係の複雑さが分かりやすくなります。

初めて恋をする二人の物語よりも、関係を築いた経験のある大人が、距離を取り直す物語に関心のある方に向いています。離婚の理由や最終的な結論は、本編で確かめたいところです。

ドラマで広げた役柄

チャン・スンジョさんは舞台で活動を重ね、2014年の『神のクイズ4』などを通してテレビドラマにも出演するようになりました。その後、現代劇や時代劇を経て、『カネの花~愛を閉ざした男~』のブチョン役へとつながっていきます。

2018年の『知ってるワイフ』では、銀行員ユン・ジョンフを担当しました。チソンさんが演じるチャ・ジュヒョクの親友であり、銀行へ同じ時期に入社した同僚でもある人物です。

この作品は、一つの選択によって現在が変わる夫婦の物語です。財閥一家の後継者を演じた後に、同僚と働き、友人の相談を聞く銀行員を演じており、生活の規模も人間関係の距離も変わっています。

同じ2018年に放送が始まった『ボーイフレンド』では、テギョングループ代表のチョン・ウソクを演じました。ソン・ヘギョさんが演じるチャ・スヒョンの元夫という立場で、彼女の人生に関わる人物です。

銀行の同僚、元夫、刑事の相棒と並べると、主人公に対する距離の異なる役を演じていることが分かります。人間関係の中でどの位置にいるかを押さえると、出演作の広がりを理解しやすくなります。

本人が語る役作り

『カネの花~愛を閉ざした男~』の撮影時インタビューでは、ブチョンについて、企業を継ぐ立場になっても能力が伴わず、落ち着かない人物だと説明しています。また、豊かな親のもとで育った余裕や虚勢を表すことに力を入れていると話しました。

役作りの焦点が、財閥の服装や肩書きだけではなく、その環境で育った人物の感覚にあったことが分かります。ブチョンを追う際には、自信があるように見える立場と、実際に負っている期待の隔たりが手掛かりになります。

一方、『知ってるワイフ』への出演時には、ロマンティックコメディに挑戦したい気持ちと、心配の両方があったことを明かしています。妻から普段の自分を気楽に見せればよいと助言され、負担を減らして演じているとも語りました。

二つの作品で語られた役作りの違いからも、財閥御曹司と銀行員では演じる際の意識が変わることが分かります。本人の言葉を思い出しながら、それぞれの人物を見比べてみてください。

ドラマでの受賞

2017年のMBC演技大賞では、『カネの花~愛を閉ざした男~』で週末ドラマ部門の男性優秀演技賞を受賞しました。ブチョン役は、チャン・スンジョさんのドラマでの歩みを知るうえで、受賞という具体的な記録を伴う作品です。

授賞式では、共演する先輩たちから多くを学びながら仕事をしていることに感謝を述べました。さらに、妻と受賞の喜びを分かち合いたいという言葉も伝えています。

家族とのつながり

私生活では、歌手・俳優のリナさんと2014年11月に結婚しています。二人は仕事で知り合い、その後、夫婦となりました。

2018年に第一子、2021年12月に第二子が誕生したことが公表されています。第二子の誕生については、所属事務所が2021年12月31日に報道機関へ伝えました。

作品への取り組みを知るうえでは、『知ってるワイフ』の際に語った妻の助言も一つのエピソードです。家族については、公表された出来事と本人の言葉から、仕事を続ける背景を知ることができます。

近年の出演

2026年10月25日時点で確認できる出演情報には、『ドクターX ~白衣のマフィア~』でのナ・デイル役があります。グソ大学ソナム病院の外科医で、元軍医という経歴を持つ人物を特別出演で演じています。

2026年10月23日放送の第5話でも、同役での登場が確認できます。『模範刑事』の捜査する側から、医療現場の対立に関わる側へと、職業も物語の中での位置も変わった出演です。

最初に見るなら

チャン・スンジョさんを長く追えるシリーズを探している方には、『模範刑事』から『模範刑事2』へ進む見方がおすすめです。相棒や捜査チームとの関係を引き継ぎながら、同じ人物を見守ることができます。

財閥の人間関係や権力争いを楽しみたいなら『カネの花~愛を閉ざした男~』、大人の恋愛と仕事を見たいなら『私たち、他人になれるかな?』が候補です。親しみやすい職場の人物から入りたい方には、『知ってるワイフ』という選択もあります。

チャン・スンジョさんの出演作は、主人公とどんな関係を持つ人物かに注目すると選びやすくなります。相棒、同僚、元夫、後継者候補。気になる立場の一人から、次のドラマへ進んでみてください。

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